ここ最近のタイ国内は1日の陽性者数が過去最多を更新する日も多くみられ、なかなか収まってはくれません。 そんな中、プーケットは以前から計画されていたサンドボックスを今月1日より実施し、外国人を受け入れています。現在のプーケット内の規制や、サンドボックスが始まったプーケットの街中の変化などの現状をご紹介します。
7月24日現在(昨日) 新型コロナウィルス感染者数など
タイ国内 での新規感染者数は+14,575名、合計感染者467,707名、合計3,811死亡。タイ国内では、4月のソンクラン長期休暇からずっと右肩上がりの数字…。感染者が多い地域は規制しているにも関わらずどうにも止まらない状況です。
プーケット での新規感染者は+21名と、新規感染者数は他県に比べると比較的少ない数字が続いてはいますが、最近少し増数傾向です。プーケットで他県より数字が少ないのは”サンドボックス計画”実施の為に、以前よりプーケットの県境を行き来する際には他県よりも規制が厳しかったせいなのかもしれません。(発表している数字をコントロールしていないかは「?!」ですが…)
プーケット空港
国内線 かなり限られた飛行機のみプーケットに到着しています。(下記に詳しく記載)
国際線 現在はサンドボックス利用の国際線は到着しています。
プーケットの学校や習い事
先月14日から新学期が始まったのですが、7月12日からまたまた2週間プーケット全学校が閉鎖。そして明後日月曜日から登校予定でしたが、学校から閉鎖期間延長の連絡が…。なかなか学校へ登校する事が出来ずにいます。
また、学校からは県外へは出ない様に要請されています。登校開始となった時に2週間以内に感染リスクの高い県から帰ってきた場合には登校する事はできないので、とにかく大人しく県内に居なさい!との事。もうここ1年半、プーケットから一度たりとも出ていませーん。泣
習い事は場所により開催出来たり、出来なかったりする様です。閉鎖された空間なのかとか、人数比などにもよるのかもしれません。我が子のスイミングはオープンしていましたが、先生は不織布マスクをしながらティーチングしてくれています。濡れたマスクでの呼吸…苦しそ…。
現在のプーケットの規制(7月24日現在)
タイ国内は現在、ダークレッドゾーン/レッドゾーン/オレンジゾーン/イエローゾーンと、感染リスクの地域を色に分けています。(以前は一番レベルの低いグリーンゾーンがあったのですが、現在は見かけません) 今は最もリスクの低いイエローゾーンはプーケット県の1県のみ。そのプーケットで敷かれている規制の一部をご紹介します↓(過ごしていて関係してくる様な規制のみ記載します)
・デパート,ショッピングモール 21時迄
・レストラン等でのアルコール飲料提供 21時迄
・コンビニエンスストア 4時~23時迄
・公園・ビーチ・公共エリアでの集まる活動、飲酒が禁止
・陸路での入境チェックポイント 4時~23時迄
・パブ・バー・カラオケ・ボクシング会場等は引き続き閉鎖
サンドボックス開始と共にに一度は緩和された規制でしたが、今月20日から再び上記が設定されました。先月よりまだ緩めの規制なのは、サンドボックスでの観光客が滞在している事を考えてなのかも?しれません。
下記に記載しますが、一定の感染者が発生した場合にはこのサンドボックス計画も中断する可能性もある様なので、規制と緩和のバランスはとても難しいところですね。
タイ国内からプーケットへの入境規制
バンコクからプーケットへ!
現在バンコクは感染拡大高リスク地域であるダークレッドゾーン。7月21日から、タイ国内線はダークレッドゾーン発着の飛行機は全面運航停止となっています。長距離バスもタイ全土で運休中なので、他県よりプーケットに入境するのには、車で来るしかないのかなと思います。(今は越境できる県も限られていますが)
また、陸路でのプーケット入境はどの地域からきても下記が全て必要です。(プーケット住民は除く)
①到着14日以前に完了しているクワクチン※接種済証明書 or プーケットに入境日の90日以内に新型コロナウイルスから回復し、治療を完了した事を示す診断書を提出。
➁到着日72時間以内※に発行されたPCR検査or抗原検査の陰性証明書を提出
③アプリケーション”モーチャナ”のダウンロード
5歳以下の子供にはいずれも適用されません。
※シノヴァック,シノファーム 2回接種 / アストラゼネカ,モデルナ,ファイザー,ジョンソン&ジョンソン 1回接種
※以前は7日以内に発行された証明書でしたが、72時間以内に変更になりました。
プーケットに到着している国内線は?
国内線は限られた飛行機のみ到着しており、サンドボックス利用のチャーター便や緊急・医療用等のみの到着になります。国際線での到着もサンドボックス利用の到着。
この時期インターナショナル校や日本人学校は長期休みのシーズン。 現時点では国内線がいつまで運休されるかは明言されていないので、この夏休みシーズン中にバンコクからプーケットへの国内旅行というのは残念ながら現実的ではなさそうですね…泣。
日本⇔タイの入国規制
タイ⇒日本
5月21日より、日本への入国14日以内にタイに滞在歴のある外国人は特段の事情が無い限り、日本への入国が出来なくなりました。私達日本人がタイから日本への帰国は可能ですが、飛行機搭乗72時間以内に発行された新型コロナウィルス陰性証明書の提出。そして6月4日から検疫所が確保する宿泊施設で入国後3日間隔離検疫が必須です。もちろん入国後14日間の自主隔離が必要ですので、隔離検疫後の11日間は自宅待機です。
日本⇒タイ
日本からタイへ入国するには、バンコクから入って14日間政府公認の隔離施設で検疫をするか、サンドボックスを利用してプーケットへ入るかの2択かと思います。今月からタイ国籍のタイ帰国者も自費で隔離施設での検疫が必要になった様ですね。前までタイ国籍の方は施設は指定できないけど無料だったのに、外国人と同じ自費での隔離検疫。王国の経済状況が厳しいのかな…?!
7月1日より タイ入国規制緩和/プーケットサンドボックスについて
■サンドボックススタート
7月1日よりプーケットサンドボックスがスタートしました。スタート時は日本が高リスク国に属していたので日本からの入国はできませんでした。しかし後にビジネス目的で入国可能になり、現在は観光目的でも入国できる様になりました。(サンドボックス対象国は出発する国の状況により変動します)
現在日本からプーケットサンドボックスを利用して入国するのに現実的なルートは、シンガポールエアラインでのシンガポール経由→プーケット入国。日本発のバンコク経由便は専用チャーター便との接続がまだないので今のところ利用できません。
■サンドボックス利用に必要な条件・書類
●低・中リスクの国からでワクチン接種済である
●ワクチン接種済証明書の提出(接種は到着日の14日前迄に完了しなければならない)
●飛行機搭乗72時間以内に発行された新型コロナウィルス陰性証明書の提出
●プーケットへの直行便である
●入国許可証(COE:Certificate of Entry)
●新型コロナウイルスの治療費を含む10万USドルの治療補償額の英文での旅行保険証
●SHA Plusホテルへの予約確認書(最初の14日間は必ずSHA Plus ホテルを利用・友人宅不可)
●滞在中に行うホテル又は病院でのPCR検査の予約確認書 (滞在日数により必須テスト回数は違う)
●連絡追跡アプリ“タイランドプラス”のインストールとQRコードの提示
■サンドボックス利用でプーケット入国、こんなに来ていた!
毎日のサンドボックス利用での入国到着人数と、ウィルステストでの結果は公表されています。昨日は1日に6便の飛行機が到着していて、679名サンドボックスで入国。今までの合計入国人数は10,209名です。開国1か月たらずで1万人超え!
こんなに来るんだ~と正直驚き…。例年この時期は、ヨーロッパの方々がプーケットで長期滞在される方が多いので、今回の開国時期は狙い通り?! しかも入国後に必須のPCR検査で後に陽性反応が出た方は(14日以上滞在の場合には3回必須)今のところ30名以下との事!!
サンドボックスの利用でタイ旅行~♪日本で会社に勤めていたら、ヨーロピアンの様になかなか長期休暇はとれないし、帰国してからも隔離が必要ですのでまだ現実的に難しいですが、少しずついい方向に両国ルールが変化していくと良いですね!
サンドボックス計画が再検討・変更する可能性は4つのケース
①プーケット県内で確認された1週間の新規感染者数が90名以上になった場合(1日に平均13名)
➁プーケット県内で分けた16エリアのうち6つ以上の地域で感染が確認された場合。
③病院のベッド使用率が80%に達した場合
④新規感染者の感染経路が確認できない場合。
サンドボックス計画が始まっても新規感染者数は10名前後が続いていましたが、ここにきて段々と上昇傾向に…。この感じですと1週間で90名も超えてしまうかも…?!
プーケット観光地の現状
7月1日からサンドボックスでの開国に合わせて、プーケットでは1か月間”カラフルプーケット”というフェスティバルを開催。1週間ごとに各場所で音楽やアートを楽しめるイベントです。何だか久しぶりに賑わった街を見ると、以前のプーケットに戻った様な感覚になりますね。
パトンビーチ
やっぱりサンドボックスの効果ってあるんだな~っと実感したのはパトン。パトン地区が一番人気の宿泊先の様です。外国人を見かけますし、トゥクトゥクを見る頻度も高くなりました。今まで閉っていたお土産物屋さんもちらほら開いているし、久しぶりに「taxi~taxi~!!」と勧誘されましたw
パトンビーチもカラフルに写真映えするスポットが増えていたり、DJブースもあったので夜は盛り上がっているのかな?(昼しか行かないから分からないw) まだまだ人が多いとは言えないけれど、大きな声で呼び込みをするこの光景を見ると「開国して良かったな~」とも思います。
カロンビーチ
静かに過ごせてパトンへのアクセスも便利という事で、以前は宿泊客も多かったカロンですが、今は一番ヒドイ状況かも…。(個人的感想ですが) ホテルもコンビニも軒並み閉っているし、むしろ開いているお店を探す方が難しいかも。
やはり観光客はホテルがOPENしていて賑やかなパトンへ。地元民はこの時期は海水浴には来ないし、サーファーはカタビーチへ。カロンビーチはかなり復興には時間がかかりそうなエリアだな~と感じました。
カタビーチ
屋台がズラリと並んでいて、結構賑わって見えるのがカタビーチ。シートを敷いて屋台のご飯を食べている地元民や、外国人・地元サーファーも多く見られました。カタのレンタルサーフボードショップや、屋台などはサンドボックスの恩恵がありそうですね!
また、海の見えるレストランも結構賑わっていましたし、周辺も前よりはお店が少しは開いているかな~という印象でした。とは言ってもまだまだ閉っているところも多いので、多くの外国人サーファーにカタビーチへ来てもらいたいですね!
プーケットタウン
プーケット内で一番安定して観光客がいるのがプーケットタウンなのではないでしょうか。カラフルプーケットのイベントで、プロジェクションマッピングがあったの私達も見てきました。感想は「まぁこんなもんかな!」という感じでしたが、その時は外国人よりもタイ人の方が見物客は多かった様に思います。
ウィークエンドマーケットが行われるNAKAマーケット。ここはサンドボックスに合わせてか、今月から週末だけではなく平日も屋台が開催される様になりました。安くて美味しいタイフードを求めて地元民にも賑わいをみせていましたよ。しかし先日ウィークエンドマーケットがしばらく閉るというニュースが発表されたので、平日も閉まっちゃうのかな…?
チャロン港
チャロン港は灯台の下にテントが貼ってあり、ここからしか入る事が出来なくなっています。ツアーに行く際にはモーチャナというアプリのインストールが必須になっていて、ここで検温と共にチェックされます。
ダイビングボートは不定期で出航していて、この日は2つの会社が出ていた様です。現在ダイビングボートに乗船するにはサンドボックス利用入国者も国内旅行者も、ワクチン接種済又は陰性証明書の提出が必要となっています。
新型コロナウィルス プーケットでの状況 2021年7月24日
サンドボックスが始まった今月。プーケットが開国された事はとても嬉しいし (今の所、恩恵ないですけどw) せっかくこんな時期に来てくれた観光客の方々には、目一杯楽しんで頂きたいと心から思います!!ですがこのサンドボックスを続ける為に、子供達の学校が休校していたり各規制があったりするのも事実。再び感染拡大し、また全てが逆戻り…なんて事にならなければいいな~と切に願う今日この頃でした。